<以前投稿したフェイスブック用の投稿>
以前からツイッターの面白さを少しずつフェイスブックに持ち込みたいと思っておりました。
バイクいじりやお料理などと同じような「趣味」と思っていただければ幸いです。
ゲームに勝ったトランプ大統領就任式。いよいよ今夜ですね。
正確には、日本時間21日(土)午前1時半からとのこと。歴史的な瞬間。
○夫が「トランプ化」する?
対岸の火事といいますか、まぁ市井の私たちにはそれほど関係ないかなぐらいに思っていたら、↓ 夫の「トランプ化」があるらしいです。これ、日本にも来ますでしょうか、すでに来ていたりして。。
ラジオ番組への人生相談:30年連れ添った夫が「トランプ化」して攻撃的な物言いを続け、どんどん友達が減っている。夫婦も不仲。どうしたらいいでしょう? 司会者からの回答:だめだな。
○世界のヘンプ事情
来た、といえばいきなり話がそれますが、、なんと!ついにドイツでも来ました。カナダも全面的に合法化。アメリカは言わずもがなの流れ。
ドイツ、医療用大麻の使用を合法化 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://www.afpbb.com/articles/-/3114740
○トランプ氏が身体障害者を馬鹿にしたとTwitterで大騒ぎに
以下の話題では、英語力のなさをやはり鍛えて補いたいと思いました。
トランプが身体障害者の身振り手振りを真似して馬鹿にした、というものです。じつは最初、誤読をしており、トランプが無能なリポーターをからかった(いつものこと?)ぐらいでなんでこんなに騒いでるんだろうと読んでました。
ところが文脈を見てみるとdisabilityは身体障害者の意味。トランプ支持者はこのやり方は身障者に限ったことではないなどとリプライしています。
それを受けての「私は生きている限り、そのようには絶対に理解しない」というツイッターでの発言。リアルタイムだったこともありかなり引力のある話題でした。
でした、ではなく今なお10万を越えてRTされ続けている様子を見ると、過去形の話ではないのかもしれません。
○トランプ大統領誕生に至るまでを振り返ってみる
書いているうちにすごくざっくりとですが、トランプ大統領について復習してみたくなりました。
トランプが徐々に取り込んでいった支持基盤はティー・パーティ(陰謀論)、キリスト教右派(中絶など神が許さない!それがレイプによる妊娠であっても)、ヒルビリーと怒れるラストベルトの白人労働者の大きく3つだったと理解しております。
そこに、新たなムーブメント、反ポリコレ思想をもつ超過激な「オルト・ライト」が加わり憎悪が渦巻くかなり不穏な空気が連鎖的に増大する。
・トランプの主要な支持者、高齢の労働者階級の白人男性とは
トランプ支持者の中でも "キーとなるひとたち" は、スイング・ステートのウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア、つまり五大湖周辺の「高齢の白人男性たち(1950年代は良かった)」と言われています。
25〜49歳くらいの両親の話を聞いて模擬投票する「子供投票(Kids Vote)」に反映されない「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」の白人ブルーカラーである高齢の男性たち。
しかし、これらのスイング・ステートは前の2回の大統領選でオバマに入れており、史上初の黒人大統領を生み出しているので、彼らが差別的な白人であるとは考えにくいとのこと。
よって、「経済的に救ってくれそう」というムードに押され、藁をもつかむようにしてトランプを選んだというふうに捉えることが可能かと思われます。
・時の経過でみるトランプの政策に関する私的な記憶
2016年11月14日時点では、トランプは犯罪歴のある不法移民だけを強制送還、同性婚容認、自分の給与はいらない、など寛容な姿勢を見せており、さすが戦略に長けているとその頃に思ったことを覚えています。
ヒルビリーや高齢の白人男性に向けて信頼できる男を演じつつ、犯罪者だけでヘイトじゃない、同性愛にも一見寛容な姿勢を見せるという戦略。オバマケアも一部継続など政策が丸くなってはいます。
(追記)2017年1月28日、わずか就任1週間でトランプは「大統領令(the Executive Orders)」を連発しています。
①オバマケア撤廃、②TPP永久離脱、 ③NAFTA再交渉、④パイプライン建設促進、⑤メキシコ国境に壁建設、⑥内戦が続くシリアなど中東・アフリカの7カ国の入国を制限、⑦連邦政府の採用凍結、⑧妊娠中絶を支援する国際団体への資金援助停止、など。また環境問題については、温暖化対策の環境規制などの撤廃や環境関連の政府機関にかん口令を敷くなどこの1週間のうちになされています(追記終わり)
○銃社会に拍車がかかるアメリカ
初期から支持している過激な右派勢力だけでなく、州単位で共和党が強い地域を見ても、これ以上は丸くなることはない、と断言的に予測することも可能な気がしています。
むしろ尖っていく方向、セカンド・アメンドメント=憲法修正第2条(銃の犯罪から身を守る最善の方法が銃を正しく使えること)を、何がなんでも死守する方向とも一致するでしょうか。
ちょうど一年ほど前にオレゴン州で起こった立てこもり事件などが思い出されます。武装勢力の多くは白人至上主義者で、連邦政府の陰謀論を信じていたようです。
○日本のネトウヨとは格段にレベルが違う
アメリカ新世代の極右勢力「オルト・ライト」の力と恐怖
・オルト・ライトとは何か
また新たに躍進した極右勢力「オルト・ライト」の扇動プラットフォーム「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」の動向も見逃せません。
「オルト・ライト」のゲイのトリックスター、マイロ・ヤノプロスが掲げる「人種差別、イスラムヘイト、女性蔑視=ミソジニー」への支持が熱狂的に拡大し、トランプ政権の力の源泉となる可能性があるからです。
「オルト・ライト」のひとたちは、"キリスト教を信じて一生懸命やっている保守的なアメリカ人の人たちを頭からバカにしています。はっきりと、「進化論を信じないで聖書とかを拝んでいるバカ」" とまで言っているそうです。
要は、主流派の保守主義を拒む反体制派の極右イデオロギーを指して生まれた言葉が、「オルタナティブ・ライト」というわけですね。
この極右勢力は、そもそもリチャード・スペンサーをはじめ、極右のなかでも知識層が結集した新しい組織。
最近ではトランプに1億3000万円を寄付したPayPalの創業者であるピーター・ティールなど大物が強力なバックについています(逆張りでトランプ新大統領のテックアドバイザーという地位を「独占」)。
変な言い方ですが、「オルト・ライト」はオシャレでニヒリスティック。集団としての組織化は全くされておらず、実際に行動として集まって動くこともなく、ネット上にだけ存在するそうです。もちろんその背後には「熱狂的な支持者」がいるわけですが、デモ活動といった旧来の政治運動をしません。
では何をするかというと、マイロ・ヤノプロスが掲げる「人種差別、イスラムヘイト、女性蔑視=ミソジニー」への熱狂、そのエネルギーをそのまま、攻撃対象の一人に一点集中的に注ぎます。致命傷にいたるまで、すべてインターネット上で。これについては後述します。
とくに若い世代は基本的には既得権がないので、非エスタブリッシュメントへ扇動するのに「差別」が有効なツールとして機能するのではないかと筆者は見ております。
・翻って我が国の右・左をクルマのサイドミラーで確認するように見てみると・・
巷の右寄りな方々を観察していると、ロシアにスキャンダルを握られ(下の、というオマケつき)操り人形かもしれないトランプが日米同盟を変えてくれる、自主防衛のチャンスとばかりに防衛アジェンダと結びつけ中国を包囲できる、憲法9条をなくして日本は軍を持てるようになる!的な、これまた「妄想期待値」が跳ね上がっている方々をツイッターなどでもたまに見かけます。
アメリカの「オルト・ライト」と日本の「右に見えるお花畑」のこの落差はいったいなんなのでしょう、とまた別の論点をあげたくなりますが、ここでは割愛します。
「左」についてはこちら、というより「おさらい」でしょうか。
○「オルト・ライト」の犠牲となった有名映画の出演女優
以下は、「オルト・ライト」から人種差別攻撃された映画『ゴーストバスターズ』の主役4人のうちの1人、レスリー・ジョーンズに関する記事。
公式サイトをハッキングされ、免許証などをDoxxing(個人情報の晒し)され、偽アカウント、なりすまし、亡くなった兄を利用した攻撃まで行われ、ついにFBIが調査に乗り出すに至った壮絶さが見て取れます。
And for all the "don't stoop to their level people" it's way past that. So please have a seat. Don't tell me how to react.
「あんな奴らのレベルに身を落とすな」という人たちに言っておきたい。そんな生易しい段階はとっくに過ぎている。だからどうか座ってて。私にどう反応すべきかなんて言わないで(当事者でないあなたたちには分かるはずもないから)。※筆者意訳
○より好戦的、攻撃的な世界へ。という暗示
そしてこの極右勢力「オルト・ライト」の扇動プラットフォーム「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」の元会長であるスティーブ・バノンが、トランプ政権の主席戦略官に就任しました。
このことは、トランプ政権の性格の端的な示唆にほかならず、この先を明確に暗示する人事であるように思われます。
日本の首相が誰になろうと何の影響もないとよく言われますが、アメリカ大統領選の結果は世界のモードを大きく左右するので無視できません。
私事ですが、これまででいちばん目が離せないアメリカ合衆国大統領の正式な誕生シーンを、今夜、見ることになります。